2009年8月 3日

日本のウスターソース類

日本にウスターソース類が登場したのは明治時代である。ヤマサ醤油の7代目濱口儀兵衛が米国遊学時代に独自のソース製

造の構想が生まれ、8代目濱口儀兵衛が研究を重ね、1887年、米国で「ミカドソース」の名で販売を開始し、同時に、国内

向けには「新味醤油」の名で発売された。しかし、一般の人びとには味が馴染まず、1年ほどで製造は中止された。また、

現存する最古のソースメーカーである神戸の阪神ソースは、創業者である安井敬七郎が1885年に開発販売(一般ルートによ

る発売は1896年より)したソースを日本最初のものであるとしている。

時をほぼ同じくして、1894年に大阪では「三ツ矢ソース」が発売され、やはり「洋式醤油」(「洋醤」)と呼ばれた。さら

に、1905年には関東地方で「犬印ソース」(現ブルドックソース)が、1908年には中部地方で「カゴメソース」が生まれ、

明治後期になると全国的にソース製造業が勃興した。こうして、「ソースといえばウスターソース」という認識が日本にお

いて定着していくことになった。これらの初期のソースは、現在の狭義のウスターソース、つまり粘度が低いサラサラした

ソースのみであった。

戦後まもなく粘度の高いとんかつソース(濃厚ソース)ができ、その中間の中濃ソースが昭和30年代に登場した。そして、

この中濃ソースが誕生した頃から、日本の家庭の食卓が洋風化したのに伴い、消費量が拡大し、多くの家庭に常備されるよ

うになった。家庭だけでなく、大衆食堂では、醤油とともに食卓上に常備されていることが多い。


イギリスの元祖ウスターソースはアンチョビ、タマリンド(果実の一つ)、エシャロット、クローブ、やニンニクなどを材

料にしているのに対し、日本のウスターソース類は、トマトやリンゴなどといった野菜・果実の搾り汁・煮出し汁・ピュー

レ、またはそれらを濃縮したものに、糖類、食酢、食塩、香辛料、でん粉、カラメルなどを加え、貯蔵熟成させてつくる。

日本で最もポピュラーな調味料のひとつであり、茶褐色や黒色をしていて、塩辛さのほかに、ほのかな辛さと野菜や果実に

由来する甘味・酸味に特徴のある日本独自の調味料である。

ウスターソース類は、JAS規格上、粘度の違いにより、最もさらっとした(粘度0.2Pa・s未満)ウスターソース、ややとろ

みのある(粘度0.2Pa・s以上、2.0Pa・s未満)中濃ソース、中濃よりもさらに粘度が高い(粘度2.0Pa・s以上)濃厚ソース

に分けられる。濃厚ソースには「特濃ソース」などの商品名を付けているものが含まれる。粘度はでんぷんを加えて高めら

れることが多い。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

コロッケにはウスターソースが一番合いますよね。

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